犬・猫の年齢計算とは?
「犬の1歳は人間の7歳」という説は正確ではありません。犬や猫は最初の1〜2年で一気に成長し、その後はゆっくり年をとります。また犬は体が大きいほど早く老化します。このツールは、AVMA・AKCで紹介されているサイズ別の犬の年齢換算表と、AAFP・International Cat Careの猫の年齢表をもとに人間の年齢を計算し、AAHA・AAFPのライフステージ指針にそって今必要なケアをまとめます。
犬の場合は、2019年に発表されたエピジェネティック(DNAメチル化)式による値もあわせて表示します。
使い方
- 犬か猫を選びます。犬は成犬時の体重でサイズを選んでください。
- 年齢を「歳」と「か月」で入力するか、誕生日で入力を選んで生年月日を指定します。
- 人間換算の年齢、ライフステージ、お世話のポイントがすぐに表示されます。
- 下の換算表で、これから何歳になると人間で何歳にあたるかを確認できます。
換算のしくみ
- 犬:1歳≒15歳、2歳≒24歳までは多くのサイズでほぼ同じ。その後、小型犬は1年に約4歳、大型犬は5〜6歳、超大型犬は約7歳ずつ年をとります。超大型犬は成長がやや遅く、1歳≒12歳です。
- 猫:6か月≒10歳、1歳=15歳、2歳=24歳、以降1年ごとに4歳ずつ加算。例:10歳の猫=24+4×8=56歳。
- エピジェネティック式:人間の年齢=16×ln(犬の年齢)+31。ラブラドール・レトリーバーと人のDNAメチル化を比較した研究(Wangら、2019年プレプリント、2020年Cell Systems)から導かれた式です。2歳なら16×0.693+31≒42.1歳となり、若い犬ほど「年上」に出ます。1犬種のデータにもとづくため参考値としてご覧ください。
ライフステージの目安(AAHA・AAFP)
| ステージ | 犬(AAHA 2019) | 猫(AAHA/AAFP 2021) |
|---|---|---|
| 子犬・子猫期 | 急速な成長が止まるまで(通常6〜9か月、大型犬はもっと長い) | 0〜1歳 |
| 青年期 | 体と社会性が成熟するまで(約3〜4歳) | 1〜6歳 |
| 成熟期 | 予想寿命の最後の25%の手前まで | 7〜10歳 |
| シニア期 | 予想寿命の最後の25% | 10歳超 |
| 終末期 | 年齢を問わず、治らない病気などで生活の質のケアが中心となる時期 | |
このツールでは予想寿命を小型15年、中型13年、大型11年、超大型9年としています。実際の寿命は犬種や健康状態で異なります。
参考
- AAHA, 2019 Canine Life Stage Guidelines
- AAHA/AAFP, 2021 Feline Life Stage Guidelines
- AVMA・AKC, サイズ別の犬の年齢換算表(How to calculate dog years to human years)
- International Cat Care, 猫の年齢換算表
- Wang T. ほか, “Quantitative translation of dog-to-human aging by conserved remodeling of the DNA methylome”, Cell Systems, 2020
よくある質問
犬の1歳は人間の7歳ですか?
いいえ。犬は最初の1年で人間の15歳ほどまで成長し、2歳で約24歳です。「×7」は根拠のない単純化です。
なぜ大型犬ほど人間換算の年齢が高いのですか?
大型・超大型犬は寿命が短く、老化が早いためです。10歳の時点で小型犬は約56歳、超大型犬は約79歳にあたります。
猫は何歳からシニアですか?
AAHA/AAFPの2021年指針では10歳を超えるとシニア期とされます。この頃からは半年ごとの健診で腎臓・甲状腺・血圧を確認するのがおすすめです。
ミックス犬はどのサイズを選べばいいですか?
成犬になったときの体重で選んでください。子犬なら親犬の大きさや獣医師の見立てを参考にしましょう。