損益分岐点計算

固定費、1個あたり変動費、販売価格を入力すると、損益分岐点の販売数量と売上高、限界利益、目標利益を達成するための販売数量をすぐに計算します。

費用と販売価格

円
家賃・人件費・保険料など、売れても売れなくてもかかる費用
円
材料費・包装費・送料・決済手数料など
円
円
個
損益分岐点の販売数量
—
—損益分岐点売上高
—1個あたり限界利益
—限界利益率
—目標利益に必要な数量

販売数量別の損益

販売数量売上高利益

利益 = 販売数量 × 限界利益 − 固定費。色付きの行が損益分岐点です。

損益分岐点計算とは?

損益分岐点とは、売上高と総費用がちょうど等しくなり、利益がゼロになる販売数量(売上高)のことです。開業前の事業計画、新商品の価格設定、家賃や人件費が上がったときに「あと何個売ればよいか」を確かめるときに、まず確認したい数字です。このツールでは損益分岐点の数量と売上高に加え、目標利益に必要な販売数量、予想販売数での利益と安全余裕率、販売数量別の損益表までまとめて表示します。

使い方

  1. 毎月、販売数量に関係なくかかる固定費(家賃、人件費、水道光熱費の基本料金、リース料、減価償却費など)を入力します。
  2. 1個売るごとにかかる変動費(材料費、包装費、送料、カード・モール手数料)と販売価格を税抜で入力します。
  3. 損益分岐点の販売数量・売上高と限界利益がすぐに表示されます。目標利益を入力すると、その利益を出すのに必要な販売数量もわかります。
  4. 予想販売数を入れると利益と安全余裕率を確認でき、下の表で販売数量ごとの損益を比べられます。

損益分岐点の計算式

項目計算式例
限界利益(1個あたり)販売価格 − 変動費1,000 − 400 = 600円
限界利益率限界利益 ÷ 販売価格60%
損益分岐点の販売数量固定費 ÷ 1個あたり限界利益100万 ÷ 600 = 1,666.7 → 1,667個
損益分岐点売上高固定費 ÷ 限界利益率100万 ÷ 0.6 = 1,666,667円
目標利益に必要な数量(固定費 + 目標利益)÷ 限界利益150万 ÷ 600 = 2,500個
安全余裕率(実際の販売数 − 損益分岐点の数量)÷ 実際の販売数2,000個なら16.7%

販売数量は1個単位なので、損益分岐点の数量は切り上げて表示します。

例:カフェの損益分岐点

家賃30万円、人件費50万円、水道光熱費・その他20万円で固定費が月100万円のカフェ。店内でコーヒーを550円(税込・消費税10%)で売ると税抜価格は500円で、豆・ミルク・カップ・カード手数料などの変動費が150円なら限界利益は350円です。損益分岐点は100万 ÷ 350 ≒ 2,858杯、30日営業なら1日約96杯です。

損益分岐点を下げる方法

  • 値上げ:限界利益がすぐに増えるので効果が最も大きい方法です。ただし販売数への影響に注意します。
  • 変動費の削減:仕入れ単価の交渉、包装の見直し、手数料の安い販売チャネルの活用。
  • 固定費の削減:家賃、固定の人件費、サブスクリプション費用を見直します。

よくある質問

固定費と変動費はどう分ければよいですか?

販売数量がゼロでもかかる費用が固定費(家賃、正社員の給与、保険料、減価償却費)、売れた分だけ増える費用が変動費(材料費、包装費、送料、販売手数料)です。電気代のように両方を含む費用は、基本料金を固定費、使用量分を変動費に分けます。

消費税は含めますか?

課税事業者であれば、販売価格も費用も税抜で入力してください。消費税は預かって納める税金なので、損益には影響しません。

複数の商品を扱う場合はどう計算しますか?

販売構成比で加重平均した販売価格と変動費を入力するか、全体の売上高と変動費から限界利益率を求め、「固定費 ÷ 限界利益率」で損益分岐点売上高を計算します。

販売価格が変動費より低いとどうなりますか?

1個売るたびに赤字になるため、どれだけ売っても損益分岐点には届きません。その場合はツールに注意メッセージが表示されます。